ウェビナーとは? そのメリット/デメリットとその違い・各種ウェビナーツール比較
目次
Zoomウェビナーにも使われている「ウェビナー(Webinar)」とは「Web」と「セミナー」を組み合わせた言葉です。
総じて、ネットを通じてオンラインで開催されるセミナーのことを指します(つまるところWEBセミナーの略語)。
逆にZoomウェビナーは、「Zoom Video Communications」が提供するオンラインセミナー向けのプラットフォームのこと。
項目 | ウェビナー(一般) | Zoomウェビナー |
---|---|---|
意味 | Webとセミナーの合成語。インターネットを通じたオンラインセミナーのこと。 | Zoom Video Communications社が提供する ウェビナー開催プラットフォーム。 |
ビデオ会議システムのZoomをベースにしており、大規模なオンラインイベントやセミナーを効率的に開催するための機能を備えています。
またウェビナーの開催・受講には次のようなウェビナーツールが必要になります。
ウェビナーツール | 主な特徴 |
---|---|
Zoomウェビナー | ・最大1万人規模の大規模イベントに対応 ・オンデマンド視聴機能で時間を選ばずに視聴可能 ・参加データの分析で効果測定がしやすい |
Teams | ・最大1,000人規模(ブロードキャストで更に拡大可能) ・堅牢な参加者管理と高度なイベント分析機能 ・Microsoft 365との深い連携が可能 |
Doorkeeper | ・高いカスタマイズ性で主催者ブランドを前面に出しやすい ・多言語対応しているので国際イベントに適している ・支払い処理がしやすく、有料イベントに向いている |
Webex | ・高画質・高音質で安定感のある高品質な配信が特徴 ・高度なセキュリティで機密性の高いイベントに最適 ・リアルタイム翻訳機能を活用できるのが強み |
eventos | ・自社専用のオリジナルイベントサイトが構築可能 ・多様なマーケティング施策を1ツールで管理可能 ・高いカスタマイズ性でブランディング強化に最適 |
ちなみに「ウェビナー(WEBセミナー)」の意味に関してはこちらの「ウェビナーの意味って?具体例と参加・開催方法をプロが解説!」で詳しく解説しています。
この記事では、ウェビナー開催の全般のお悩みに対して詳しく解説します!
【合わせて読みたい▶】Zoomウェビナーのよくある質問集!FAQでウェビナー中のトラブルを未然に防ごう
ウェビナー開催のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
自宅やオフィスから参加できる | 安定したネット接続が必要で視聴困難に |
交通費等の経費がかからない | 画面越しだと疑問点聞きづらかったり会話不十分 |
地理的制約がなく多くの人が同時受講できる | 目の疲れ等で長時間は大変 |
録画で後から視聴できる | 周囲の雑音で集中力が途切れやすい |
ウェビナーは場所を選ばず自宅から参加でき、移動の手間やコストがかからないので、誰でも手軽に受講しやすいというメリットがあります。
一方で、直接対面せず画面越しの学習だけでは理解が浅くなりがちなので、配布資料の復習や疑問点のメモなど自ら学ぶ姿勢が大切です。自宅学習のため集中力を保つのも自分次第で、周囲の環境を調整しながら自身のモチベーションを管理する必要があります。
ウェビナーは手軽に学べる半面、自律的な学習習慣が求められるスタイルといえます。リアルより参加しやすいからこそ、自分で学ぶ意識を持ち続けることが大切になります!
混同されがちなミーティングやオンラン説明会とウェビナーの違い
項目 | オンラインミーティング | オンライン説明会 | ウェビナー |
---|---|---|---|
目的 | 打合せ・商談・報告会など業務用途 | 製品・サービスの説明・案内 | セミナー・研修・学習支援 |
形態 | 対話主体 | 一方向説明主体 | 講義形式 |
参加者 | 特定・限定される | 不特定多数 | 不特定多数 |
運営 | ファシリテーター | 説明者 | 運営スタッフ |
頻度 | 定期・不定期 | 定期・不定期 | 継続的に開催 |
対価 | 多くが無料 | 多くが無料 | 多くが無料 |
オンラインミーティング、オンライン説明会、ウェビナーはいずれもオンラインで配信するスタイルが似ているため、よく一括りにされがちです。
しかし実際には目的や対象者が異なるため、開催にあたっての告知や内容の作り込みにも違いがでます。
例えば業務用途のミーティングなら社内向けの簡易な告知で足りますが、製品案内は対象者や競合他社を意識したPRが必要です。同様にセミナーでも受講動機づけを高めるテーマ設定や事前告知が不可欠です。
形式の近さゆえ混同しがちですが、立案の際は目的と対象を明確化し、それに適した告知と内容構成を検討することが大切です。
ウェビナーの開催にはウェビナーツールが必要です!
ウェビナーを開催する場合や受講する場合、ZoomやMicrosoft Teamsといったウェビナーツールを利用する必要があります。
これらのツールを使うことで、遠隔地の参加者をオンラインでつなぎ、画面共有や音声・ビデオ通話を行った双方向のコミュニケーションが可能になります。
開催する側はプランに応じたウェビナーツールの利用料を支払う必要がありますが、無料プランでも一定規模のウェビナー開催はできます。受講者側はインターネットにつながるPCやスマートフォンがあれば、場所を選ばず説明会に参加することができ便利です。
ウェビナーの主流となっているこれらのツールは、多くの人がスマホやPCを使い慣れていることからも手軽に活用できる点がメリットといえます。機材環境さえ整えば気軽にウェビナーを開催できる時代と言えるでしょう。
ウェビナーツール比較一覧
項目 | Zoomウェビナー | Teams | Doorkeeper | Webex | eventos |
---|---|---|---|---|---|
参加人数上限 | 10,000人 | 1,000人(ブロードキャストモード10,000人) | 発表者1名+視聴者無制限 | 1,000人 | 発表者1名+視聴者無制限 |
他社との違い1 | 大規模参加OK | 大規模参加OK | 高いカスタマイズ性 | 高画質・音質 | 自社専用サイト構築可 |
他社との違い2 | オンデマンド機能 | 参加者管理機能 | 多言語対応 | 堅牢なセキュリティ | 機能の一元管理 |
他社との違い3 | 参加データ分析 | Microsoft 365との連携 | チケット販売支援 | リアルタイム翻訳 | 高いカスタマイズ性 |
オススメ場面1 | 小大規模セミナー | 企業研修 | 国際ウェビナー | 国際ウェビナー | カスタマイズサイト |
オススメ場面2 | 新製品発表会 | 製品発表会 | ブランド重視イベント | 画質音質重視 | 多機能一元管理 |
オススメ場面3 | 大会議 | オンライン授業 | 有料セミナー | セキュリティ重視 | ブランディングイベント |
ウェビナーツールには、大規模イベントに対応したZoomウェビナーやTeams、カスタマイズ性が高いDoorkeeperやeventos、高画質なWebexなど、さまざまな特徴を持つものが存在します。
開催するウェビナーの規模や性質、ブランディングの必要性などに応じて、最適なツールは異なってきます。例えば国際イベントなら多言語対応のDoorkeeper、品質重視ならWebex、自社色を出したいならeventosといった具合です。
コストや機能面のメリットもある一方、ウェビナー運営に不慣れな場合は操作しやすいZoomがおすすめです。
この章では、各ウェビナーツールについて詳しく解説しています。
Zoomウェビナー
Zoomウェビナーは最大1万人規模の参加者をサポートし、高度なインタラクション機能を備えた、代表的なウェビナーツールです。
日本国内でのシェアも広く、また操作性も良いことからパソコンやアプリの操作が苦手な人でも使いやすいため、初めてのウェビナー開催にはZoomウェビナーがオススメです!
ウェビナーツールの特徴
他社との違い①: 最大10,000人まで参加可能で、大規模なウェビナーに最適。 他社との違い②: オンデマンド視聴機能により、時間を問わずコンテンツを提供できる。 他社との違い③: 参加者の分析・レポート取得機能で、イベントの効果測定が可能。
Zoomウェビナーは、他のウェビナーツールと比較して、大規模な参加者をサポートする能力、オンデマンド視聴の提供、参加者の行動分析機能を備えています。
これらの特徴により、イベントのリーチ拡大や後追い視聴の提供、効果的なマーケティング分析が可能になります。
オススメな利用シチュエーション
小・大規模なセミナー- 新製品の発表会
株主総会や大会議
これらのシチュエーションでは、Zoomウェビナーの大規模参加者サポートやオンデマンド視聴機能が特に役立ちます。
また数あるウェビナーツールの中でも、Zoomウェビナーが使いやすいため受講者が多いセミナーなどを開催する場合は、Zoomウェビナーを選びましょう。
Teams
Teamsウェビナーは、最大1,000人の参加者をサポートし、登録管理やイベント分析などの高度な機能を備えたMicrosoftのウェビナーツールです。
ウェビナーツールの特徴
他社との違い①: 最大1,000人まで参加可能で、ブロードキャストモードでは10,000人まで拡張可能。 他社との違い②: 堅牢な登録管理とカスタマイズ可能なイベント・登録サイトを提供。 他社との違い③: Microsoft 365との深い統合により、セキュリティと利便性が向上。
Teamsウェビナーは、他のウェビナーツールと比較して、大規模な参加者をサポートする能力、イベントの前後での参加者管理や分析機能、そしてMicrosoft 365製品群とのシームレスな統合が特徴です。
企業や教育機関がプロフェッショナルなウェビナーを効率的に開催できます。
オススメな利用シチュエーション
企業の内部研修 大規模な製品発表会 教育機関によるオンライン授業
Teamsウェビナーの参加者管理や分析機能、そしてMicrosoft 365との統合により、上記のような研修会などで力を発揮します。
ただし、Zoomウェビナーに比べると使い勝手は、やや悪いため大規模な教育系のウェビナーには、やや使いづらい部分も。
Doorkeeper
Doorkeeperは、イベント管理とウェビナー開催をシンプルにする多機能プラットフォームです。
他のウェビナーツールよりもカスタマイズ性が高いのが特徴で、自社のブランドイメージを大事にしている方は、こちらのツールがオススメかも?
ウェビナーツールの特徴
他社との違い①: 高いカスタマイズ性でイベントごとに詳細設定可能。 他社との違い②: 多言語対応で国際的なイベントにも対応。 他社との違い③: チケット販売や支払い処理が簡単に行える。
Doorkeeperは、他のウェビナーツールと比較して、イベントの詳細設定やチケット設定、承認プロセスのカスタマイズが容易であり、多言語対応により国際的なイベント開催にも適しています。
また、他のウェビナーツールよりも、チケット販売や支払い処理のシンプルがなのが大きな特徴です。
オススメな利用シチュエーション
国際的なウェビナー ブランドイメージを示したいイベント チケット販売を伴う有料セミナー
これらのシチュエーションでは、Doorkeeperのカスタマイズ性や多言語対応、簡単なチケット販売機能が特に役立ちます。
Webex
Webexは、堅牢なセキュリティと高品質な画質・音質を誇り、リアルタイム投票やQ&Aなどのインタラクティブ機能を備えた双方向性が強いウェビナーツールです。
ウェビナーツールの特徴
他社との違い①: 高品質な画質・音質で安定したウェビナー配信が可能。 他社との違い②: 堅牢なセキュリティで安心してウェビナーを開催できる。 他社との違い③: リアルタイム翻訳機能で国際的なウェビナーにも対応。
Webexは、他のウェビナーツールと比較して、特に画質・音質の高さとセキュリティの強固さが際立っています。
また、リアルタイム翻訳機能により、多言語でのウェビナー開催が可能になり、国際的なイベントに最適です。これらの特徴により、プロフェッショナルなウェビナー開催をサポートします。
オススメな利用シチュエーション
国際的なウェビナー 高品質な画質・音質を求めるセミナー セキュリティを重視するイベント
上記のようなシチュエーションでは、Webexの高品質な配信能力と堅牢なセキュリティ、リアルタイム翻訳機能が特に役立つでしょう。
eventos
eventosは、自社専用のイベントプラットフォームをノーコードで構築可能。
カスタマイズ自由で多機能を一元管理できるイベント管理ツールです。
ウェビナーツールの特徴
他社との違い①: 自社専用のオリジナルイベントサイトを構築可能。 他社との違い②: 多様な機能を1ツールで一元管理。 他社との違い③: 高いカスタマイズ性でブランディングを強化。
eventosは、自社専用のオリジナルイベントサイトの構築が可能で、イベントを成功に導くための多様な機能を1ツールで一元管理できます。
また、CSSの編集やHTMLの埋め込みも可能で、イベントのブランディングを強化できる高いカスタマイズ性を持っています。
オススメな利用シチュエーション
カスタマイズ性の高いイベントサイトを構築したい場合 多機能を一元管理したいイベント運営 ブランドイメージに合わせたイベントを開催したい場合
これらのシチュエーションでは、eventosのカスタマイズ性と一元管理機能が特に役立ちます。
アナタにオススメのウェビナーツールは?
項目 | Zoomウェビナー | Teams | Doorkeeper | Webex | eventos |
---|---|---|---|---|---|
配信側使いやすさ | ◎ | ○ | △ | ○ | × |
視聴者側使いやすさ | ◎ | ○ | ○ | △ | ○ |
カスタマイズ性 | △ | △ | ◎ | △ | ◎ |
規模(人数) | 10,000人 | 1,000人 | 無制限 | 1,000人 | 無制限 |
初めてウェビナーを主催する場合、Zoomウェビナーの操作性と使いやすさが高く評価されていることから、おすすめです。
一方で企業などの場合、既にMicrosoft365を利用しているケースが多いでしょう。その際はTeamsとの連携を生かした運用が可能です。
このほか、ブランドイメージを打ち出したい場合はDoorkeeperやeventosのカスタマイズ機能を生かすことができます。
大切なのは、自社のウェビナー開催目的を考えたうえで、機能面、コスト面、操作のしやすさなどを勘案し、メリットが最大となるツールを選ぶこと。自社にフィットしたサービスを活用することで、効果的なウェビナー運営が可能となります。
Zoomやウェビナーの心配事はまるなげセミナーにお任せ!
Zoomウェビナーの使い方や集客、ウェビナーの使い方などについてお悩みの方も、ぜひまるなげセミナーにご相談ください。
弊社まるなげセミナーが実際に行ったウェビナーでは1回あたり、参加者の20〜30%がそのまま個別相談に移行するため、リード獲得率は他のリード獲得手段はテレアポ・飛び込み営業を遥かに上回ります。
年間2000件以上のウェビナーを代行し、さらに返金保証も可能なまるなげセミナーなら、アナタのオンラインの新規開拓営業の悩みを解決に導きます!
【実例紹介①】売上は開催費用の41倍超え! 高額商品がバンバン売れる最強の営業手法でした!