ウェビナーツールWebexの使い方を解説

ウェビナーツールと言えばZoomが有名ですが、『Webex』についてはご存知でしょうか。Webexにはウェビナーに特化した機能があり、自社のウェビナーを効果的に進行することができます。
しかし、「Webexの特徴がよくわからない」「Webex Webinarsの使い方がわからない」といったお悩みはありませんか?本記事ではWebex Webinarsについて解説します。
目次
1:Webexとは?
2:Webexの特徴
3:Webexの料金は?
4:【主催者側】Webex Webinarsの使い方
・1.ウェビナーのスケジュールを設定する
・2.ウェビナースタート
・3.画面共有をする
・4.ウェビナー完了
5:【出席者側】Webex Webinarsの使い方
・PC
・スマホ
・電話のみ
6:Webex Webinarsのそれぞれの役割・権限
7:まとめ
▮Webexとは?
Webexとはアメリカ発のWeb会議ツールであり、世界的にも有名です。双方向のコミュニケーションができる会議としての使い方はもちろん、さまざまなデバイスで電話ができたり、メッセージを送れたり、Q&A機能を使えたり、大規模なイベントを開催できたりします。
ZoomはWeb会議ができるZoomミーティングの他に、ウェビナーに特化したZoomウェビナーがありますが、WebexにもWebex Webinarsが存在します。Webex Webinarsを使用することで、ウェビナーを上手に進行することが可能です。
▮Webexの特徴
Webex Webinarsの特徴としては、最大で10万人までの出席者に対応できる点です。また、リアルタイム翻訳は、100以上もの言語に対応しています。これにより、海外向けの事業を行う企業は、世界中の視聴者に向けてウェビナーを開催できるのです。
実際にウェビナーを開催する前に練習をしたい方向けに、共同のパネリストなどと一緒にプレゼンテーションのリハーサルをする機能もWebex Webinarsにはあります。さらにウェビナー中に視聴者を引き込む工夫もできます。たとえばライブ投票や絵文字のリアクション、チャット、Q&A機能などです。
ただ、気になるのはZoomとの違いではないでしょうか。WebexのZoomにはない特徴としては、先述したように「最大で10万人までの出席者に対応」「100以上の言語を翻訳できる」があります。さらに、情報システムのセキュリティ評価をするISMAPに認定されたように、セキュリティに関しても高い信頼を置くことができます。
▮Webexの料金は?
Webexには無料で始められるベーシックプランを含む4つの料金プランが用意されています。ここでは月額料金を表示していますが、年払いもできますのでご希望に合わせて選択してください。
なお、Webex Webinarsを使用するにはエンタープライズに加入する必要があるようです。詳しくはホームページをご覧になるか、お問い合わせください。
ベーシック | Starter | Business | エンタープライズ | |
月額料金 | 0 | 1,700円 | 2,700円 | 要問合せ |
ミーティング時間制限 | 最大40分まで | 24時間 | 24時間 | 24時間 |
ミーティング参加可能人数 | 最大100名 | 最大150名 | 最大200名 | 最大1000名 |
ロビーのセキュリティ強化 | 〇 | × | 〇 | 〇 |
会議の録画 | ローカルストレージ | ローカルストレージおよびクラウド容量5GB | ローカルストレージおよびクラウド容量10GB | ローカルストレージおよびクラウド容量無制限 |
複数の会議に参加 | × | × | 〇 | 〇 |
共同主催者を割り当て | × | 〇 | 〇 | 〇 |
▮【主催者側】Webex Webinarsの使い方
ここでは、主催者側のWebex Webinarsの使い方を紹介します。
1.ウェビナーのスケジュールを設定する
Webexにサインインし、「ウェビナーをスケジュールする」を選択。トピックやウェビナーパスワード、開催日時などを設定します。「高度なオプションを表示」で音声オプションのカスタマイズや練習セッションなどの実施が選択できます。「スケジュール」をクリックすれば完了です。
2.ウェビナースタート
Webexにサインインし、「ミーティング」を選択。ウェビナーに移り、「Webinarsの開始」をクリックします。
3.画面共有をする
「Share」ボタンをクリックすれば、自分のディスプレイに表示されているコンテンツを視聴者に見せることができます。Webex Webinarsは、画面全体を共有できるだけでなく、カメラの映像や特定のファイルだけを共有することも可能です。
4.ウェビナー完了
「ウェビナーを停止」をクリックするだけでウェビナーを完了できます。
▮【出席者側】Webex Webinarsの使い方
続いては出席者側のWebex Webinarsの参加方法を紹介します。
PC
メールまたはカレンダーの招待状を開き、登録が必要な場合は「登録」をクリック。名前とメールアドレスを送信後、届いたメールを開きます。「ウェビナーに参加」をクリックするとMeetingsデスクトップアプリが自動的にダウンロード。
「Webexを開く」もしくは「ウェビナーを開始」をクリックし、「自分の情報を記憶する」にチェック。「サインイン」をクリック後、必要に応じてパスワードを入力して「続行」を選択します。「ウェビナーに参加」をクリックすれば完了です。
スマホ
メールまたはカレンダーの招待状を開き、登録が必要な場合は「登録」をタップ。名前とメールアドレスを送信後、届いたメールを開きます。「ウェビナーに参加」をタップして、Meetingsモバイルアプリを持っていない場合はダウンロードします。
アプリを開いて参加をタップしたら「自分の情報を記憶する」にチェック。「サインイン」をタップ後、必要に応じてパスワードを入力して「続行」を選択します。
電話のみ
メールまたはカレンダーの招待状を開き、「電話による参加」で電話番号をダイヤル。イベント番号の後に # を押して、イベントのパスワードの後に 再度#を押します。指示メッセージが表示されるので、出席者IDを入力したら完了です。
▮Webex Webinarsのそれぞれの役割・権限
Webex Webinarsでは参加者ごとに役割と権限が異なります。役割と権限については以下の5種類があります。
・主催者:ウェビナーの開始と終了のほか、他の参加者の権限を設定できる
・共同主催者:主催者のアシスタント的な役割。スケジュール以外は主催者と同じ権限を持つ
・プレゼンター:司会者の役割であり、画面共有やチャットでの回答ができる
・パネリスト:議題についての講師のような役割。権限はプレゼンターと同等
・出席者:ウェビナーの視聴者の役割で、Q&Aやチャットなどを送れる
▮まとめ
Webexは高度なセキュリティを確保しており、会議も高音質で進行することができます。中でもWebex WebinarsはZoom以上の参加人数に対応している他、100以上の言語のリアルタイム翻訳が可能です。そのため、海外の販路開拓でウェビナーを行いたい方に最適です。
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