会社説明会で新卒を集客したい!効率的なSNS集客方法を伝授

新卒採用をする上で欠かせないのが会社説明会。少子高齢化や採用活動の活発化などにより売り手市場と言われている中で、優秀な人材を採用するためには会社説明会で多くの学生と接点を作ることが必要です。
しかし、「有効な集客方法がわからない」「なかなか学生が集まらない」などの課題があるのではないでしょうか。本記事では新卒を集客したい企業に向けて、集客方法を紹介します。
◆目次◆
1.新卒の採用が難しい理由
・集客方法が分からない
・都市部に優秀な人材が集中しない
・コストがかかる
・知名度が低い
・会場選定を間違えている
2.集客にはSNSがおすすめ!
・LINE
3.SNS以外での集客方法
・マッチングイベント
・大学・専門学校へ訪問営業
4.母集団形成とは?
・ターゲット選定をする
・適した採用手法を選ぶ
5.まとめ
▮新卒の採用が難しい理由
そもそも新卒採用がなぜ難しいのでしょうか。その理由について整理していきましょう。
1.集客方法が分からない
会社説明会に学生を集客するには、まず説明会を開催することや自社の魅力などを宣伝しなければなりません。しかし、集客方法は数多くあり、どれが適切な方法かがわからないといった場合があります。
2.都市部に優秀な人材が集中しない
人材が集中するのはやはり地方よりも大都市部です。特に東京や大阪といった大都市にある企業はそれほど人材を確保することに困っていないかもしれません。ただ、最近ではリモートワークや働き方改革などを意識する学生も増えてきており、優秀な人材が地方で働くことを望むケースもあります。
3.コストがかかる
新卒採用というのは思った以上にコストがかかるものです。大手のナビ媒体に掲載する費用や合同説明会の参加費、個別説明会の会場費、会社案内の資料作成費など、確実に集客するためには多くの経費がかかります。
そのため、採用にコストをかけられない中小企業は、新卒採用が厳しいというのは事実です。
4.知名度が低い
説明会を開催してエントリー数を増やし、そこから選考するというのが新卒採用のオーソドックスなアプローチです。しかしこの方法は学生に来てもらうことを前提としているため、知名度が低い企業は不利と言わざるを得ません。
5.会場選定を間違えている
個別説明会を開催する場合には、会場選びも重要です。駅からのアクセスが悪かったり、会場が分かりづらい場所にあったりすると、学生が説明会に参加することに消極的になります。
▮集客にはSNSがおすすめ!
会社説明会で確実に集客をしたいならInstagram、Twitter、Facebookといった各種SNSを使うのが効果的です。なぜなら、これらのSNS運用は基本的に無料で行えるため、採用活動にコストをかけられない企業でも費用を抑えて自社のアピールができるからです。
ここでは、どのようなSNSが採用活動におすすめなのかを紹介します。
1.Instagram
Instagramは画像や動画が主体となるSNSです。視覚的に企業の魅力を伝えることができるため、学生もその企業に対してイメージが湧きやすいといったメリットがあります。自社のプロダクトや社員の働いている様子、オフィスの内部などの部分をInstagramに載せることで効果的なアピールができるでしょう。
ハッシュタグ投稿やストーリー機能といった運用のコツを抑えることができれば、新卒採用において強力な集客方法の一つになります。
2.Twitter
Twitterは文字中心のSNSですが、画像や動画も投稿することができ、学生と気軽にやり取りがしやすいというメリットがあります。企業の公式アカウントや人事や広報といった方がアカウントを設置して、自社の魅力を宣伝することが一般的です。投稿が拡散されることもあり、いわゆる“バズる”状況になれば宣伝効果は計り知れません。
情報を一方的に発信するだけではなく、学生からの採用活動に対しての疑問や質問を受け付けるという使い方も効果的です。ただし、知名度のある企業でしか多くの質問が集まらないため、企業の方から学生にアプローチをしていく必要も出てくるでしょう。
3.Facebook
Facebookは実名制のため、本名が分かる状態でやり取りできるというメリットがあります。また、InstagramやTwitterと比較して、投稿できる文字数が大幅に多く、幅広いコンテンツを掲載することも可能です。
たとえば新入社員や若手社員に密着した、連載形式のコンテンツを投稿することで、学生に入社後のイメージを想起させることができるでしょう。
4.LINE
LINEの公式アカウントを設置して、学生に友達登録をしてもらい、会社説明会の宣伝をすることもできます。LINEはほとんどの学生が日常的に使っているSNSであるため、企業のアカウントを見てもらえる可能性も高いでしょう。
▮SNS以外での集客方法
SNSは今の時代において重要な集客ツールですが、そればかりに頼るのではなく、他の方法も試すことも大切です。
1.マッチングイベント
マッチングイベントは合同説明会のように規模の大きいものではなく、学生と企業の担当者がひざを突き合わせて話しができる場です。中小企業やベンチャー企業が多く利用している方法であり、学生と企業が直接つながることできます。
特定の業界や職種に絞ったマッチングイベントもあるため、ターゲットとしている就活生と話しがしやすいというメリットもあります。
2.大学・専門学校へ訪問営業
知名度の低い企業の場合、新卒採用を上手に行うためには最初の接点をいかに作るかが重要となります。そこでおすすめなのが大学のゼミや専門学校などに直接訪問して、こちらからアプローチをかける方法です。
OB・OGを伴って訪問することで、学生と関係を構築することができます。そこから採用実績を積み上げていくことで、今後の採用活動において強固なチャネルとなるでしょう。
▮母集団形成とは?
通常の新卒採用ではエントリー数を増やしてその中から選考をしていきます。そのエントリー数や採用候補者数を作ることを「母集団形成」といいますが、ここでは母集団形成において大切なポイントを紹介します。
1.ターゲット選定をする
自社に興味を持ってくれる学生を増やすといっても、母集団形成をするにあたっては量だけでなく、質も重要です。したがって、採用効率を高める意味でも、「学生時代にクラブ活動や勉学に打ち込んでいる」「地方にいる」など自社がターゲットとしたい学生を絞りましょう。
2.適した採用手法を選ぶ
近年では採用手法も多様化しています。他の企業が行っていたり、最近のトレンドだったりという理由だけで自社に適していない手法を選ぶことは避けた方がよいでしょう。
中小企業でも新卒採用に困っていないところは、独自の採用チャネルを形成しているものです。先ほど紹介したマッチングイベントや大学への訪問の他にも、アルバイトとして働いている中から優秀な学生に働きかけたり、地元の学校から定期的に採用したりなど、より自社に適している採用手法を選択しましょう。
▮まとめ
少子高齢化などの影響により売り手市場が予想される新卒採用のマーケットでは、知名度の低い中小企業は厳しい状況が続きます。したがって会社説明会で多くの学生を集客するためには、待ちの姿勢ではなく、自社から積極的に働きかけていくことが大切です。
近年ではSNSが集客に有効であるため、各種SNSを駆使しながら母集団形成を図っていくことがよいでしょう。