【担当者向け】セミナーと研修の意味と目的、シチュエーション例を徹底解説!

セミナーの目的 研修の目的
セミナーの目的は「聞いて、学ぶこと」にあります。新しい知識を得ることに主眼が置かれています。

セミナーでは、講師から一方的に知識を得る形態が主流です。受講者は知識を聞き、自分なりに理解することが求められます。

研修の目的は「聞いた内容を身につけること」にあります。知識を実践できるようになることが重要視されます。

研修では、聞くことも大切ですが、その知識を実際に使えるよう訓練する時間が設けられます。ロールプレイングなどを通じて、知識を体得するのが特徴です。

何かと混同されがちな、セミナーと研修ですが上記のように目的が全く異なります。

この記事では、具体的なシチュエーション別に「セミナー」と「研修」のどちらを行った方が良いのかなど、実践的な内容について詳しく解説します。

 

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セミナーの目的とは? 主催者側としての意図を理解しよう

  • ブランド認知の向上
  • 製品やサービスの訴求
  • リード獲得
  • 顧客育成
  • 知見の共有

セミナーの目的を理解することが主催する側に、まず必要なことです。

実はセミナーとは、ただ単に「顧客に学んでもらう」という性質のものではありません。

ブランド認知向上、製品サービスの訴求、リード獲得などなど、さまざまな意図があり「なんのためにセミナーを開催するのか」というセミナーの目的を理解し、実践することで意味があるセミナーを開催することが出来るようになります。

 

セミナーの目的別シチュエーション

ブランド認知向上:新製品発表イベント

ブランド認知向上のセミナーは、主に新製品や新サービスの発表イベントとして開催されます。
企業は自社の新たな製品やサービスをアピールし、参加者にそのブランドを強化する機会を提供します。このセミナーでは、商品の特長や競合優位性を強調し、ブランドに対する認識を向上させます。

 

製品・サービスの訴求:実際の利用事例を紹介

製品やサービスの訴求を目的とするセミナーは、実際の利用事例を紹介する場合があります。

企業は参加者に、製品やサービスの価値を具体的なケーススタディを通じて伝えます。このセミナーでは、参加者に製品の効果や利点を明確に示し、購買意欲を喚起します。

 

リード獲得:業界展示会でのプレゼンテーション

リード獲得を目的とするセミナーは、主に業界展示会やカンファレンスで行われます。

企業は参加者から連絡先情報を収集し、将来の商談の可能性を追求します。このセミナーでは、参加者に価値ある情報を提供し、信頼関係を築きつつ、潜在的な顧客を獲得します。

 

顧客育成:既存顧客向けのスキルアップセミナー

顧客育成を目的とするセミナーは、既存の顧客向けに開催されることが一般的です。企業は既存顧客に対して、製品やサービスの使い方や最適な活用方法を教育します。

このセミナーでは、顧客の自社への信頼性を高め、継続的なビジネス確立を目指せます。

 

知見の共有:業界内の専門家セミナー

知見の共有を目的とするセミナーは、業界内の専門家によって開催されることが多いです。

これらのセミナーでは、業界の最新動向やベストプラクティスを共有し、業界全体のスキル向上を促進します。参加者は専門知識を獲得し、ネットワークを拡大する機会を得ます。

 

研修の目的とは? 期待される効果を主催者側として知ろう

  • スキルアップ
  • 業務品質の向上
  • 人材育成
  • 組織力の強化
  • 社会貢献

研修の目的は、主に必要な知識やスキルを体系的に習得することにあります。

セミナーが知識を身につけるために開催されるのに対し、研修は「技術の習得」を目的として開催されます。

だから、研修の場合は参加者に知識よりも、技術を習得してもらうことを主題として全体の構成を考える必要があります。

 

研修の目的別シチュエーション:成長と発展の鍵を握ろう

知見の共有:業界カンファレンスでの専門家セミナー

知見の共有を目的とする研修は、主に業界カンファレンスや専門家セミナーとして開催されます。

業界内の最新情報やベストプラクティスを共有し、参加者に専門知識を提供します。この研修は、業界全体のスキル向上と情報交換を促進し、新たなアイデアを生み出します。

 

スキルアップ:新入社員研修プログラム

スキルアップを目的とする研修は、新入社員研修プログラムとして開催されることがあります。

企業は新たなメンバーに必要なスキルや知識を提供し、生産性と効率性を向上させます。この研修は、新メンバーの適応を支援し、組織全体のパフォーマンスを高めます。

 

業務品質の向上:品質管理研修

業務品質の向上を目的とする研修は、品質管理研修として開催されます。

企業は品質基準とプロセスを向上させ、不良率を削減します。この研修は製品やサービスの品質向上を実現し、顧客満足度を高めます。

 

人材育成:リーダーシップトレーニング

人材育成を目的とする研修は、リーダーシップトレーニングとして開催されることが多いです。

企業はリーダーシップスキルを向上させ、従業員の成長を支援します。この研修は、リーダーが効果的に指導し、組織内でリーダーシップを発揮できるようにします。

 

組織力の強化:チームビルディングワークショップ

組織力の強化を目的とする研修は、チームビルディングワークショップとして実施されます。

企業はチーム協力とコミュニケーションスキルを向上させ、協力体制を強化します。この研修は、チームメンバー間の信頼感を高め、プロジェクトの成功に寄与します。

 

社会貢献:ボランティア活動支援プログラム

社会貢献を目的とする研修は、ボランティア活動支援プログラムとして開催されます。

企業は従業員に社会的責任を啓発し、ボランティア活動への参加を奨励します。この研修は社会に対する貢献を促進し、企業の社会的イメージを向上させます。

 

セミナーと研修の違いを正しく知って意義のあるセミナーを!

セミナーと研修、どちらも似たようなニュアンスで使われますが、改めて見てみるとそれぞれ全く異なる目的で開催されることがわかります。

 

これからセミナー、あるいは研修を開催しなければならない方は、この記事を参考に改めて「自分が開催するセミナー(研修)の目的は、なんなのか?」を考えて意義のある施策を行えるようにしましょう。

 

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ぜひ、この機会に他の記事も読んで自身のお仕事に役立ててくださいね!

 

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