美容鍼・鍼灸院の集客方法!地方でもできる新規のお客様獲得方法とは?

鍼灸院の中でも近年取り入れられているのが、美容鍼。美容意識の高まりとともに根強いニーズがありますが、美容鍼を行っているのはあなただけでなく、他の多くの鍼灸院も同じです。

そのような中で、いかに集客を成功させればよいでしょうか。特に地方で開業された方はそもそものマーケットが都市部より小さいため、見込み客を獲得することにより注力する必要があります。そこで本記事では美容鍼を行う鍼灸院の集客方法について解説します。

◆目次◆

1.美容鍼・鍼灸院市場を分析する

 ・Googleキーワードプランナーでキーワードの検索数を調査する

 ・差別化できるポイントを探る

2.美容鍼・鍼灸院におすすめの集客方法

 ・チラシ・ポスティング

 ・ホームページの制作・運用(SEO・MEO対策)

 ・SNSの活用

 ・ポータル・口コミサイトへの掲載

3.美容鍼・鍼灸院の広告規制について

4.まとめ

▮美容鍼・鍼灸院市場を分析する

集客を図るためは、まず美容鍼・鍼灸院市場を分析して競合調査などをする必要があります。市場規模に関するデータで鍼灸院だけを取り上げたものはないのが現状ですが、どのような分析方法があるかを紹介します。

・Googleキーワードプランナーでキーワードの検索数を調査する

GoogleキーワードプランナーはGoogleが提供しているツールであり、Google広告やコンテンツ制作などによく使用されます。では、Googleキーワードプランナーを使用してどのような市場分析をすればよいでしょうか。

Googleキーワードプランナーでは検索ボリュームを見ることができます。検索ボリュームとは、Googleにおいて月間で検索される件数のことです。たとえば「鍼灸院 市場」などのようなキーワードで調査すると、100といった数字が表示されますが、その数字が検索されるボリュームです。

検索ボリュームは数字が大きいほど多くの人が検索しているため、市場におけるニーズが高いと言えます。そのため、美容鍼や鍼灸院に関するキーワードの検索ボリュームを調べることで、どのキーワードが多くの人の関心があるかを知ることができるのです。

「美容鍼」「地域 鍼灸」など思い浮かぶキーワードを調査して、市場のニーズがどれほどあるのかを把握しておくと、集客の戦略も立てられるでしょう。

・差別化できるポイントを探る

続いての分析方法は実際にインターネットで検索をして他の鍼灸院を調べるものです。他の鍼灸院やそこで行われている美容鍼がどんなものかを調査することで、差別化できるポイントが見つかるからです。

実際に検索をする時のキーワードに、商圏となる地域を含めることで競合調査がしやすくなります。地域によって異なりますが、一般的に地方の場合には車で30分以内が商圏と言われています。そのため、その範囲の地域をキーワードに含めて「地域 鍼灸」「地域 美容鍼」「地域 美容鍼 女性」「地域 鍼灸 料金」などのように検索しましょう。

競合調査時に見るべきポイントは以下のようになります。

・ターゲットとしているお客様

・口コミの数と、どのような反応があるか

・女性スタッフがいるか

・メニューや料金体系

・美容系なのか治療系なのか

・個室はあるか

・保険診療はやっているか

これらの調査ポイントの中から、自院が差別化を図れるものを探っていきましょう。たとえば同じ商圏に美容鍼に特化した鍼灸院が存在しない場合、「女性専用」や「女性スタッフがいる」などの広告を全面に押し出すことで集客につなげることができます。

ただし、美容系なのか治療系なのか、保険適用かそうでないかといったポイントは、ターゲットとなる客層が異なるため、同じ商圏にあってもそれほど気にしなくてもよい場合があります。

▮美容鍼・鍼灸院におすすめの集客方法

競合調査をして差別化できるポイントが見つかったら、次は実際に集客を図りましょう。ここでは美容鍼や鍼灸院におすすめの集客方法について紹介します。

・チラシ・ポスティング

開業時にはチラシ配りやポスティングをした方も多いでしょうが、商圏のターゲットに宣伝する方法としてポスティングはやはり有効です。

ポスティングをする時に大切なことは、自院がターゲットとする客層に合わせてチラシを配ることです。また、チラシもできるだけ差別化できるポイントや鍼灸院の雰囲気などがわかる作りにするとよいでしょう。

・ホームページの制作・運用(SEO・MEO対策)

公式ホームページを制作して集客につなげるという方法もあります。初めて利用する人の立場になれば、鍼灸院の雰囲気やどのようなメニューがあるのかが分からないと行きづらいものです。したがって、ホームページで院内の写真やメニュー、スタッフ紹介などを記載することで、親しみやすさや好印象を持たせることができるでしょう。

ホームページを制作・運用する時には、SEO対策が欠かせません。地方の場合にはオフライン集客が強いと言われますが、少しでも集客につなげるために自院のホームページを検索上位に表示させておきましょう。また、Googleの地図検索で上位を目指すMEO対策も同様に大切です。

一般的に口コミの数が多いほど上位に表示されやすくなるため、口コミ数が少ない場合にはキャンペーンなどを行って、意識的に口コミを多くする施策も有効です。

・SNSの活用

美容鍼は若い世代の女性がターゲットとなるため、積極的にSNSで発信することが集客では重要となります。美容鍼や鍼灸院の宣伝のために活用できるSNSは、InstagramとFacebookです。

Instagramには、美容鍼や他のメニューを実際に行った時のBefore・Afterを写真として載せると、視覚的に違いがわかるため有効でしょう。普段の院内の写真やキャンペーン情報なども適宜載せることで来院者を増やすことにつながります。

Facebookには長めの文章が投稿できるため、美容鍼や施術に対する知識や経験、他院に負けない差別化のポイントを語ることで、読者が自院に対して信頼感を持つようになります。

・ポータル・口コミサイトへの掲載

美容鍼や鍼灸院の場合にはポータルサイトや口コミサイトが存在します。そうしたサイトに自院の情報を掲載することで、予約の空き状況などを知らせることができるため集客につながります。

▮美容鍼・鍼灸院の広告規制について

美容鍼をはじめとする鍼灸院の広告表現については、「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」によって規制されています。鍼灸院に勤める人は医者ではないため、医療行為に当たる表現やそれを連想させるような用語を使うことは基本的に避けた方がよいでしょう。

鍼灸院が広告に記載できる表現の一部は以下のようになります。

・施術者の氏名や住所

・業務の種類(あん摩業、マッサージ業、指圧業、はり業、きゅう業)

・施術所の名称と電話番号、所在地の表示

・予約施術、夜間や休日の施術、出張施術の実施

・医療保険療養費支給申請ができること

・施術所の開設届を各都道府県知事に届け出たこと

仮に「患者」「治療」「治る」などの表現を使った場合には、不正広告としてトラブルにつながることもあるため、十分に気をつける必要があります。

▮まとめ

美容鍼や鍼灸院の集客を成功させるためには、市場を分析したり、他との比較をして差別化できるポイントを見つけることが大切です。
その上で、ホームページ制作やSNSの活用、ポスティング、ポータルサイトなどに掲載をして集客につなげると効果的です。

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