Zoomウェビナーとは?初心者でも活用できる方法を徹底解説
目次
近年、オンラインでセミナー開催をする機会も多くなりました。ウェビナーを開催する場合にはWeb会議と同じく専用のツールを使用することになります。現在、ウェビナーのツールとして人気があるのが『Zoomウェビナー』です。
ただ、「そもそもZoomウェビナーとはなんなのか?」「Web会議でZoomを使ったことはあるけど、何が違うの?」といった疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。そこで本記事ではZoomウェビナーについて詳しく解説します。
▮ZoomウェビナーとZoomミーティングの違い
必要不可欠なツールとして、ZOOMがあります。
ZOOMには「ZOOMウェビナー」と「ZOOMミーティング」の2種類がありますが、それぞれの違いをご存知でしょうか。
本記事では先ず初めに「ZOOMウェビナー」と「ZOOMミーティング」の違いについて解説致します。
1.ZOOMウェビナーとは何か?
ZOOMウェビナーは《ウェビナーで使用するツール》として設計されたZOOMの機能です。主催者がプレゼンテーションを行い、参加者は音声やビデオをオフにして、質問をチャットで行います。参加者は進行中に手を挙げて質問も可能です。ZOOMウェビナーは、主にセミナーや講演会、ワークショップなど、大人数の参加者がいる場合に適しています。
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2.ZOOMミーティングとは何か?
ZOOMミーティングは《オンライン会議ツール》として設計されたZOOMの機能です。参加者は、音声やビデオをオンにして、リアルタイムでコミュニケーションを取ります。ZOOMミーティングは、主に小規模なチームミーティングや打ち合わせなど、少人数の参加者がいる場合に適しています。社内会議や顧客商談に最適なのがZOOMミーティングです。
3.参加者の数の違い
ZOOMウェビナーは、最大で10,000人までの参加者を受け入れることができます。一方、ZOOMミーティングは、最大で1,000人までの参加者を受け入れることができます。
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4.主催者の機能の違い
ZOOMウェビナーには、参加者に権限はありません。そのため、参加者はセミナーを妨げることができません。様々な権限が主催者には付与されていますが、一例を上げると参加者をセミナーから退出させるという事もZOOMウェビナーでは可能です。
また、ZOOMウェビナーでは、主催者側が資料やパワーポイントを画面共有することができますが、参加者はできません。一方、ZOOMミーティングでは、主催者だけでなく、参加者も自分の画面を共有することができます。
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5.質問方法の違い
ZOOMウェビナーでは、参加者はプレゼンテーション中に質問をチャットで行います。また、主催者は参加者の質問を受け取り、後で回答することができます。一方、ZOOMミーティングでは、参加者はリアルタイムで質問を行うことができます。そのため、会話の流れを止めることなく、スムーズに質問や回答を行うことができます。
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6.録画機能の違い
ZOOMウェビナーもZOOMミーティングでも録画は可能です。また、録画された動画は、ストリーミング配信やダウンロードが可能です。
7.料金体系の違い
ZOOMウェビナーは、月額課金制のプランがあります。一方、ZOOMミーティングは、無料のプランと有料のプランがあります。有料のプランは、ミーティング時間の上限を延長できるなどの機能が追加されています。
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8.適した使用方法の違い
ZOOMウェビナーは、大人数の参加者がいるセミナーや講演会など、一方的な情報伝達が必要な場合に適しています。一方、ZOOMミーティングは、少人数でのチームミーティングや打ち合わせなど、参加者同士のリアルタイムなコミュニケーションが必要な場合に適しています。
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9.まとめ:どちらを使うべきか?
ZOOMウェビナーとZOOMミーティングは、それぞれ使い分けをすることが重要です。
ZOOMウェビナーは、大人数での一方的な情報伝達が必要な場合に最適です。例えば、講演会やセミナー、製品発表会などで使用することができます。一方で、ZOOMミーティングは、少人数でのリアルタイムなコミュニケーションが必要な場合に最適です。例えば、小規模なチームミーティングや打ち合わせ、オンライン授業などに適しています。
また、ZOOMウェビナーとZOOMミーティングは、それぞれの機能が異なるため、使用目的に合わせて適切なプランを選ぶことが大切です。ZOOMウェビナーは、月額課金制のプランがあり、参加者数や配信時間に応じてプランを選ぶことができます。一方で、ZOOMミーティングは、無料プランと有料プランがあり、有料プランでは、ミーティング時間の上限延長や、レポートの作成、管理機能の強化などの機能が利用できます。
▮Zoomウェビナー特徴
ZOOMウェビナーは、オンラインでの大規模な情報発信やセミナー、講演会などに最適なツールです。こちらではZoomウェビナーの特徴について解説します。
1.SNS(youtube・facebook)でのライブ配信が可能
ZoomウェビナーはYouTubeやFacebookと連携してライブ配信が可能です。料金プランによっては参加者の数に限りがありますが、ライブ配信を活用すれば仮に参加者が上限に達してもYouTubeやFacebookでウェビナーを視聴できます。
YouTubeにはアーカイブ機能もあるため、当日ウェビナーに参加できなかった方が後日改めて視聴できるのもメリットです。
2.高機能で誰でも使いやすい
後述しますがZoomウェビナーは申込みページの作成や予約設定、オンデマンド配信など多彩な機能が揃っています。これらの機能を活用することでウェビナー参加者の数を増やせるほか、リードも獲得しやすくなります。
また、ZoomはUIが非常にシンプルで使いやすいのも特徴です。普段からZoomミーティングを使用している方はその延長でウェビナーもできるため、感覚的にさまざまな機能を駆使できるでしょう。
3.ページ作成・MA/CRM連携機能で工数の削減が可能
Zoomウェビナーではウェビナーに参加するための申込みページを作成する機能があります。これにより、わざわざ別のツールで登録フォームを作成する必要がなく、手間を省くことができます。
さらに、MAやCRMといった営業に必須のシステムとも連携できる点が特徴です。ウェビナーを開催する目的が新規顧客を開拓したいことであれば、リード獲得のために開催後の参加者へのフォローはとても大切です。連携機能を使用すれば、参加者の情報をスムーズに収集でき分析につなげられます。
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4.大人数でもスムーズに参加可能
ZOOMウェビナーは、最大10,000人の参加者が同時に接続できるため、大規模なオンラインセミナーや講演会に最適です。参加者は、PCやスマートフォンなどのデバイスから、アプリのダウンロードや会員登録なしで簡単に参加することができます。
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5.登壇者による画面共有が可能
ZOOMウェビナーでは、講演者が画面共有やプレゼンテーションを行うことができます。PowerPointやKeynote、PDFファイルなど、様々な形式の資料を用いて、参加者にわかりやすく情報を伝えることができます。
参加者との対話が制限されるため、講演者が一方的に情報を伝えることができます。これにより、情報の伝達がスムーズに行われ、参加者の集中力も維持されます。
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6.参加者による質問やコメントの管理がしやすい
ZOOMウェビナーでは、参加者からの質問やコメントをリアルタイムで受け取ることができます。講演者は、コメントや質問を一覧表示が可能な為、抜け漏れなく返答することができます。また、参加者による質問やコメントの数が多くなっても、管理がしやすいため、情報漏れなどのリスクが低いです。
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▮Zoomウェビナーの活用方法
Zoomウェビナーにはさまざまな機能がありますが、代表的な活用方法を紹介します。
1.ZOOMで申込みページが作れる
先述したとおり、ウェビナーに参加するための申込みページを作成する機能です。この機能を使えばウェビナー参加者に対して登録を義務付けられるため、参加者の氏名のほか、性別や年齢、住所といった属性を知ることができます。
2.ZOOMで予約管理やリマインドが可能
Zoomミーティングのようにウェビナーをスケジュールできます。開催日が決まったら、ウェビナーのタイトルや開催日時、所要時間、申込みフォームを作成するかどうかなどを登録します。予約設定をすることで参加者に招待状を送付できます。
3.ZOOMで録画作成が可能
オンデマンド配信でウェビナーの録画をアップロードしておけば、その内容をいつでも視聴できます。ライブ配信では参加出来なかった方もオンデマンド配信で視聴できる点はメリットです。また開催者にとっては、新たにウェビナーを行う必要もないため効率的にリード獲得につなげられます。
4.ZOOMでアンケート取得が可能
ウェビナーの評価が気になる場合には、終了後にアンケートを取ることもできます。参加者の画面にアンケートを表示して、選択形式や自由記述式で開催者が知りたい内容を収集できます。
5.ZOOMでレポート作成が可能
ウェビナーの参加者の情報やアンケート結果、Q&Aなどをまとめたレポートを出力することもできます。この機能を使えば、参加者がリードにどれだけ近いのか、終了後にどのようなアプローチを取るべきか、などの戦略を練る材料になります。
6.ZOOMでデータ分析が可能
MAやCRMといったシステムと連携すれば、参加者の氏名やメールアドレス、在籍している会社などをデータとして集計することができます。ウェビナー開催を新規開拓につなげるためにも、データを集計したら分析をするようにしましょう。
▮Zoomウェビナーに関する、良くある疑問点
1.ZOOMの支払い方法は?
ZoomウェビナーではVisa、Mastercard、Discover、American Express などのクレジットカードに対応しています。デビットカード、PayPalといった支払い方法にも対応していますので、銀行口座からの引き落としができます。
2.ZOOMで利用者の顔が映りませんか?
基本の設定では参加者の画面が映ることはなく、ホストのみとなります。ただし、参加者をパネリストに設定するなど、設定次第で参加者の顔を映すことができます。
3.Zoom ウェビナーとマーケティングオートメーションの連携は可能?
はい、可能です。ZoomウェビナーはMAや各種CRMと連携ができるため、参加者の情報を一元管理できます。
4.ZOOMウェビナーの料金は幾らですか
ZOOMウェビナーには、以下の4つのプランがあります。
①Webinar Basic(無料):最大100人までの参加者数に対応した無料のプランで、40分までの配信が可能です。
②Webinar Pro(月額4,400円〜):最大100人までの参加者数に対応した有料プランで、配信時間は最大24時間まで可能です。月額料金は、日本では4,400円(税抜)からとなっています。
③Webinar Business(月額16,500円〜):最大300人までの参加者数に対応した有料プランで、配信時間は最大24時間まで可能です。月額料金は、日本では16,500円(税抜)からとなっています。
④Webinar Enterprise(カスタマイズ):最大10,000人までの参加者数に対応した有料プランで、料金はカスタマイズされます。配信時間は最大24時間まで可能です。
また、ZOOMウェビナーには、以下のようなオプvションが用意されています。
- 自動録画:月額4,400円(税抜)から
- ウェビナーのレジストレーション:無料
- ウェビナーの再配信:無料
以上が、現在のZOOMウェビナーの最新の料金プランとなります。なお、料金は変更される場合がありますので、公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。
▮まとめ
ウェビナーが当たり前となった今、開催するためのツールとしてZoomウェビナーを検討する方もいるでしょう。Zoomウェビナーは、使いやすいUIやアンケートやオンデマンド配信など多彩な機能が揃っている点が特徴です。
ただし、ウェビナー開催にあたってはどのツールを使うかはもちろん、集客も考えなければなりません。どんなに魅力的なウェビナーであっても、参加者が増えなければ新規開拓にはならないからです。
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