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【司会・担当者必見】研修会の流れと例文・テンプレとチャットGPTを使った台本の作り方
目次
研修会の全体的な流れは、下記のような構造になっています。
1.挨拶、研修の概要と目的の説明
まず研修の目的や概要、スケジュール感を説明します。目標の共有と動機付けを行います。2.研修に関する基礎知識の説明と確認
研修テーマに関する基礎知識を確認し、共通認識を形成します。3.これから行う研修の具体的なやり方や考え方などの事例を紹介
実際の事例を提示し、イメージを膨らませながら理解を深めます。4.研修の目的に沿った実習・演習と参加者とのコミュニケーション
ロールプレイやケーススタディーなどを通じ、実践力を養成します。5.参加者の理解確認と質疑応答
小テストや発表会を取り入れ、理解度を確認します。6.研修内容のまとめとフィードバック
総括として重要ポイントを繰り返し、アンケートなどでフィードバックを得ます。
本記事では、上記の流れに沿って幅広い研修会で使える司会進行と、シーンごとに必要な例文をピックアップして解説します。
【合わせて読みたい▶】失敗しないセミナーの進行方法とテンプレ・例文付き
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研修会の司会進行の流れに沿った振る舞いと各セクションの例文
これから解説する内容は、さまざまなシチュエーションで使うことが出来る研修会の司会進行の流れに沿った、振る舞いと各セクションごとの例文を紹介するものです。
セミナーの流れや例文とは、微妙に異なるのでご注意ください。
【例文・注意点】1.挨拶、研修の概要と目的の説明
- 「本日はお忙しい中、当研修会にご参加いただきありがとうございます。」
- 「この研修では、皆さんのプレゼンスキルを磨き、自信を身につけることを目指します。」
- 「はじめに基礎知識の講義が30分あり、次に個人演習が60分、
最後に発表とフィードバックが30分の流れです。」- 「皆さんの積極的なご参加をお願いいたします。」
- 「以上をもちまして、本研修会の概要と流れを説明させていただきました。」
研修の開始時における司会の挨拶と概要説明は、参加者の理解と動機付けに大きな影響を与えます。
まず研修の目的と意義を明確に伝えること。
単に事務的に説明するのではなく、目的の重要性を伝えて参加者の意識を高めることが重要です。
次に研修の流れと時間配分を明確に説明すること。曖昧な内容や時間のprogだと参加者の不安を招きます。簡潔・明瞭な説明を心がけましょう。
最後に双方向性を意識して参加を促すこと。一方的な説明にならないよう、質問の受付や参加の重要性をアピールするなどの工夫が必要です。
適切な説明で参加者の理解と意識を高めることが、効果的な研修につながります。
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【例文・注意点】2.研修に関する基礎知識の説明と確認
- 「それでは次に、本研修の基礎となる知識について説明いたします。
共通認識を持つ上で重要な部分ですので、しっかり理解してください。」- 「この原理は、後の応用場面でも頻繁に登場する重要概念です。」
- 「この例題を各自で解いてみて、理解度を確認してください。
わからない点は遠慮なく質問してください。」- 「以上で基礎知識の講義を終えます。
この基礎の上に、次は応用力を身につける実習に移りたいと思います。」
研修の基礎知識説明では、教える側の一方的な講義にならないよう、質問を促したり、理解度を確認する機会を設けることが大切です。
参加者の理解が不十分だと、次の段階に進めません。
そして、重要概念や定義などは必ずメモを取らせ、重要性を強調すること。基礎知識の定着は研修成功のカギを握っています。
また研修の内容の難易度や進度に配慮し、共通理解が得られない場合は再説明や資料提供などの対応を検討すること。強引に進めて受講者を失敗させない配慮が必要です。
【例文・注意点】3.これから行う研修の具体的なやり方や考え方などの事例を紹介
- 「それではここから、実際の活用事例をいくつかご紹介します。
イメージを膨らませる上で役立つ事例です。」- 「この事例では、○○の着眼点が成功のポイントだったと言えます。」
- 「事例の内容でわからない点や疑問点があれば、遠慮なく質問してください。」
- 「この事例から学べた点をメモに書いてみて、皆さんの気づきを共有しましょう。」
- 「参考になる事例を紹介できたと思います。
それでは次に、皆さんに実際に演習をしてもらいます。」
研修での事例紹介では、事例とテーマの関連性を明確に説明し、なぜその事例を紹介するのかを明確にすること。
この時、事例と学んで欲しいことの関連付けが曖昧だと研修の効果が薄れます。
また参加者の理解度に応じた事例を選択すること。難易度が高すぎても低すぎても効果がありません。適切なレベル設定が必要です。
その後、事例から導かれる教訓や気づきを参加者に考えさせ、主体的な理解を促す工夫をすること。一方的な知識伝達に終わらないよう留意することが大切です。
司会者による適切な事例選択と提示方法、受講者とのコミュニケーションが、理解と実践力の向上につながります。
【例文・注意点】4.研修の目的に沿った実習・演習と参加者とのコミュニケーション
- 「それではここから演習に移ります。目的は学んだことを実践に移す力を身につけることです。」
- 「4人1組のグループに分かれ、このケースについて検討してください。」
- 「残り10分です。検討の要点をまとめる段階ですので、論点の絞り込みを心がけましょう。」
- 「グループ別の検討が終わりましたので、各グループの発表を行っていきます。」
- 「本番の実践に向け、自信を持って臨むことができるはずです。」
実習・演習を行う際、司会者は実習の仕切り役として、参加者の理解と実践力習得を実現するための細やかな配慮が求められます。
1番大事なことは、実習の目的と手順を明確に説明し、円滑な進行を支援すること。あいまいな説明では混乱を招くので細かく解説を行いましょう。
参加者の理解度や進捗に応じて、適切な時期に助言やアドバイスを介入することも大切です。
また、参加者が能動的に取り組めるよう働きかけ、実践力が身につく機会とすること。一方的な知識注入型にならないよう留意が必要です。
この段階に入ると、例文を意識して話すというよりも、受講者とのコミュニケーションに集中することが研修会成功の鍵となります。
【例文・注意点】5.参加者の理解確認と質疑応答
- 「それではここで、簡単な確認テストを実施します。基礎が定着したか確認していただきます。」
- 「各自の考えを発表し合うことで、理解が深まります。積極的に意見を出し合ってください。」
- 「内容で不明な点がありましたら、遠慮なく質問してください。」
- 「教育のポイントを確認しましょう。○○と、△△が重要だったと思いませんか?」
- 「理解度を確認できたと思います。それでは最後に、総括とまとめに移ります。」
理解確認の進め方次第で、研修の効果が左右されます!
この段階に入ったら発表やディスカッションが活発になるような仕切りをすることが司会者に求められます。
そして、何より司会者として、研修内容のプロフェッショナルとして参加者からの質問に丁寧に答え、内容の不明点を確実に解消すること!
研修会の司会者にとって、このセクションが1番大変かもしれません。
【例文・注意点】6.研修内容のまとめとフィードバック
「本日の研修で学んだ重要なポイントを整理しますと、〇〇、△△、□□の3点が主な内容でした。」 「本日学んだ内容を今後の業務に積極的に活用して、実践力を高めてください。」 「最後にアンケートにご協力いただき、本研修の感想や改善点をお聞かせください。」 「以上をもちまして、本日の研修を終了いたします。ご参加ありがとうございました。」
ついにココまで来ましたね。
研修の総括とフィードバックのポイントは重要ポイントを過不足なく適切な順序でまとめること。
バランスを欠いた総括では意義が半減します。
意外に忘れてしまいがちなのが「参加者の目線に立ち、学びの成果を実感できるような締めくくり方をすること」です。
なんのために研修を受けたのか、研修を受けて参加者がどう変わったのか建設的な前向きなメッセージと印象を与えましょう。
生成AIを使って研修会の台本を作るコツ
研修会台本作成のための生成AIへの指示テンプレート
研修会の台本を作成する際、生成AIに効果的な指示を与えるために、以下のようなテンプレートが参考になります。
1.テーマ/題材 指定まずは研修のテーマや題材を明確に指定します。例:「〇〇に関する研修会の台本を作成」2.対象者・レベル 指定次に、参加者の対象と知識レベルを指示します。例:「対象は□□で、知識レベルは初級者」2.所要時間 指定研修の所要時間も指示して、分量を調整します。例:「全体で60分の内容にする」3.目的 指定研修で達成したい目的を伝えると効果的です。例:「参加者が〇〇について実践できることを目的とする」4.展開 指示基礎説明、事例紹介、演習、発表等の流れを指定します。例:「はじめに基礎知識の講義あり、その後グループ討議と発表の時間を設ける」
このように、具体的な指示を与えることで、目的に即した台本作成を生成AIに依頼できます。
研修会の司会者・担当者の方は、ぜひ参考にされてみてください!
「研修会の担当になったけど、何を話せば良いかわからない」という方はご紹介した内容を自分なりにアレンジして、台本を作成してみると良いでしょう!
また本記事の内容を参考に生成AI(チャットGPTなど)を利用することで、よりカスタマイズされた制度の高い研修会の台本や例文を作成しやすくなるので、参考にされてみてくださいね。
また、まるなげセミナーでは、この記事の他にセミナーの講師や担当になった方が読んで得する記事がたくさんあります。
ぜひ、この機会に他の記事も読んで自身のお仕事に役立ててくださいね!
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