整体院の開業者向け!ネット集客方法

在宅勤務やスマートフォンなどの普及により、肩こりや腰痛、眼精疲労といった不調に悩む方が多くいます。そうした症状に対処する場所として整体院は需要があり、開業者にとってもチャンスを逃さずに集客につなげたいでしょう。

しかし、整体院には整形外科や鍼灸院、マッサージ院などさまざまな競合が存在します。そこで本記事では、整体院の集客を成功させるネット集客のメリットや方法について紹介します。

◆目次◆

1.整体院がネット集客するメリット

  ・お客様のニーズに合わせたアプローチが可能

  ・様々な広告で整体院を宣伝できる

  ・全国に向けて集客できる

2.整体院がネット集客するデメリット

  ・競合と比較されやすい

  ・広告に対する抵抗感を持つお客様が多い

  ・費用対効果が悪くなる可能性がある

3.整体院の開業者向け!ネット集客方法

  ・ホームページ・ブログ

  ・Googleビジネスプロフィール

  ・SNS(Facebook・instagram・Twitter)

  ・リスティング広告

4.広告規制に十分注意する

  ・広告のNG表現

  ・広告の法律について

5.まとめ

整体院がネット集客するメリット

集客には、ポスティングやチラシ広告、飛び込み営業などリアルで行なう方法があります。では、リアル集客と違ってネット集客にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

・お客様のニーズに合わせたアプローチが可能

ネット上で出す広告だと、ある程度ターゲットを絞った集客ができます。リスティング広告では検索した言葉と関連性の高い広告を上位に表示してくれるため、見込み客のニーズに合ったアプローチが可能です。

たとえば腰痛などの特定の症状に悩む人に合わせて、自院の魅力を打ち出した広告をネット上に出すことで効果的にアピールができるのです。

・様々な広告で整体院を宣伝できる

ネット広告にはリスティング広告やバナーとして表示するディスプレイ広告、Twitter・Instagramに投稿できるSNS広告などさまざまなものがあります。それぞれの媒体によって年齢層や職種など利用する人の属性が異なるため、より整体院のターゲットに合った人たちに宣伝が可能となります。

・全国に向けて集客できる

リアル集客だと整体院の近くの地域にしか広告を出すことができません。しかし、ネット集客なら地域は限定されません。それは今まで地域密着型で経営してきた整体院が、広い地域を商圏として活動できることを意味します。

ネット上で評判を呼べば、これまでは来なかったような地域から新規のお客さんが来院されるかもしれません。ネット集客だと大勢の人たちにアピールできるのもメリットの一つです。

整体院がネット集客するデメリット

ネット集客にはターゲティングなどの面でリアル集客にはないメリットがあります。その一方で、実際に行なうには注意点もあるため、デメリットについて確認しましょう。

・競合と比較されやすい

ネット上で整体院の情報を載せて集客を図ろうとすると、やはり競合と比較されやすくなります。

たとえばGoogle検索では、整体院の口コミサイトや評判などを簡単に目にすることができ、ネットに自院の情報を出すことは認知向上につながる反面、競合他社との違いなどを厳しく見られます。

・広告に対する抵抗感を持つお客様が多い

意外と広告に対して抵抗感を持つ方も少なくありません。ネットで買い物や調べ物をしている時に、広告が何度も表示されてしつこいと感じたことはないでしょうか。

これはリターゲティング広告などのように、興味のない広告が表示されると起きやすいものです。特に整体院の場合には、誇大広告に当たるような表現にも気を配る必要があります。

・費用対効果が悪くなる可能性がある

ネット集客にはSEO対策や広告などの手法がありますが、どれも適切な対応を取らないと効果はでません。したがって、費用をかけたにもかかわらず集客に繋がらない場合もあり、費用対効果が悪い可能性があります。

極端な例ですが、北海道にある整体院がターゲティングを間違って沖縄に住む人にネット広告を出しても効果は薄いでしょう。

整体院の開業者向け!ネット集客方法

ネット集客の方法は数多くありますが、ここでは整体院の方におすすめの方法を紹介します。

・ホームページ・ブログ

ホームページを開設することで、自院の特徴や施術内容、料金などを見込み客に見てもらえます。ネット検索をした時に公式のホームページがある整体院の方が、ホームページがない整体院よりも信頼できる印象を与えられるでしょう。

また、ホームページと同時にブログを始めてみるのも集客に効果があります。ブログで施術内容や方針、開業者の想いをより具体的に記載することで、それを見た人が共感して来院するかもしれません。

ただし、ホームページやブログは訪問者が多くなるまでに一定の時間がかかるため、適切な施策を行なうことはもちろん、長期的な視点で始めましょう。

・Googleビジネスプロフィール

GoogleビジネスプロフィールはGoogleが提供しているサービスであり、検索結果やGoogleマップに整体院の情報を表示させることができます。費用も無料であることから、ホームページを持っていない整体院なら登録した方が来院数の上昇にもつながります。

Googleビジネスプロフィールに登録できるものは、営業時間や料金などの基本的なものから写真、最新情報なども含まれるため、見込み客が知りたいような情報を掲載可能です。

ホームページと同じく、こちらの集客方法も検索結果の上位に表示された方が閲覧者も多くなります。上位表示に影響するのは口コミの数や評価、最新情報を掲載しているか、などです。

・SNS(Facebook・instagram・Twitter)

Facebook・instagram・Twitterなどの各種SNSで公式アカウントを開設し、自院をアピールする方法もあります。それぞれのSNSによって利用者の属性や特徴などが異なるため、自院のターゲット層により適したSNSを選択するとよいでしょう。

・リスティング広告

検索結果に連動した広告が出せるリスティング広告も集客に効果があります。ホームページなどのように時間やSEO対策に手間をかけなくても、ある程度の費用さえ払えばすぐに見てもらえるからです。

整体院の場合には「整体院 東京」などのように地域と一緒に検索されることも多いため、地域設定をすることが大切です。

・広告規制に十分注意する

ネット広告で集客を図る場合には、広告規制に配慮することが欠かせません。表現に関して何も考えていないと法律違反になる可能性があるため、規制について確認しておきましょう。

・広告のNG表現

整体院の広告に関して、使用が禁止されている表現があります。たとえば誇大広告に当たるような表現です。「最高の技術」「日本一の整体院」などの表現は誇大広告に当たります。

また、整体院は整形外科などの病院とは異なり医療行為が提供できません。したがって、医療行為をうたうことはできませんし、「絶対に治る」などの表現もNGです。

・広告の法律について

広告に関して注意しなければならない法律は、「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律(あはき法)」「柔道整復師法」「医薬品医療機器法(旧薬事法)」「景品表示法」などです。

広告を出す場合には、これらの法律に違反しないように十分注意する必要があります。

まとめ

整体院の集客についてはポスティングなどのリアルな方法とともに、ネット集客も欠かせません。GoogleビジネスプロフィールやSNS、リスティング広告といった方法を適切に使い分けることが大切です。その時には、広告表現に気を使いながら効果的に宣伝をしましょう。

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