目次
Peatixはイベントやウェビナーの集客・チケット販売に広く使われているプラットフォームですが、「実際にいくら手数料がかかるの?」「計算式が複雑でよくわからない」と感じている担当者の方も多いのではないでしょうか。初期登録費用・月額費用は一切かからない一方、有料チケットを販売する際には決済処理手数料や配信利用料、振込手数料など複数の費用が組み合わさります。さらにPeatix Live(ライブ配信機能)を利用する場合や、音楽著作権処理が必要な場合、割引コードを使う場合では、それぞれ計算式が異なるため、事前に正確なコストを把握しておくことが重要です。本記事では、Peatixの各種手数料の仕組みと計算式を具体的な数値例つきでわかりやすく解説します。イベント・ウェビナーの開催コストをしっかり把握し、収益計画に役立ててください。
Peatixの最大の特徴のひとつは、イベント主催者にとっての初期登録費用・月額使用料が一切かからない点です。アカウントを作成してイベントページを公開するだけであれば、費用は発生しません。無料のイベント・ウェビナーを開催する場合も、手数料は完全に無料です。費用が発生するのは、有料チケットを販売してチケットが実際に売れた時だけです。この成功報酬型の課金体系は、「まずは試してみたい」という主催者にとって非常にハードルが低く、スモールスタートしやすい設計になっています。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 初期登録費用 | 無料(登録時に発生しない) |
| 月額使用料 | 無料(月額費用なし) |
| 無料イベントの手数料 | 無料(広告利用なしの場合) |
| 有料イベントの手数料 | チケットが売れた時のみ発生 |
有料チケットを販売する場合、Peatixでは「決済処理費用」として手数料が発生します。この手数料は売上金額に対してパーセンテージで計算される部分と、チケット1枚あたりの固定額が合算される仕組みです。つまり、チケットが1枚も売れなければ手数料はゼロ。売上に比例してコストが上がる設計のため、イベント開催リスクを最小化できます。ただし、利用するサービス(通常の決済、Peatix Live配信機能など)によって手数料率が異なる点に注意が必要です。また、売上の振込時には振込手数料として別途210円(主催者負担)が発生します。
Peatixは有料チケットが売れた時だけ手数料が発生する成功報酬型。初期費用・月額費用はゼロなので、小規模イベントや初めての開催にも最適です。振込手数料(210円)だけは別途かかる点を覚えておきましょう。
Peatixは規模の大小を問わず、セミナー・勉強会・音楽ライブ・スポーツイベント・ウェビナーなど幅広いジャンルのイベントに対応しています。特に以下のようなケースで多く活用されています。
Peatixでは利用するサービスや機能によって手数料の計算式が異なります。まずは全体像を一覧表で確認しましょう。
| 区分 | 手数料の内容 |
|---|---|
| 基本手数料(固定部分) | 売れたチケット1枚あたり99円 |
| 基本手数料(変動部分) | 売上金額の4.9% |
| Peatix Live配信利用料(プラン1) | 売上の1.1%+51円/枚 |
| Peatix Live配信利用料(プラン2:音楽著作権処理あり) | 売上の4.1%+51円/枚 |
| 割引コード利用時の手数料 | 割引後金額の4.9%+99円/枚 |
| 振込手数料 | 210円(主催者負担・1回の振込につき) |
| 初期費用・月額費用 | 無料 |
Peatixで有料チケットを販売する際の基本手数料の計算式は以下の通りです。
計算式:売上金額 × 4.9% + 売れたチケット枚数 × 99円 + 振込手数料210円
具体例として、2,000円のチケットが10枚売れた場合で計算してみましょう。
販売金額:2,000円 × 10枚 = 20,000円
変動手数料:20,000円 × 4.9% = 980円
固定手数料:10枚 × 99円 = 990円
合計手数料:980円 + 990円 = 1,970円
振込手数料:210円
実際の振込金額:20,000円 - 1,970円 - 210円 = 17,820円
チケット単価が高くなるほど変動手数料(4.9%部分)の比重が大きくなり、反対に低単価チケットを多数販売する場合は固定手数料(99円/枚部分)の負担が相対的に増えます。収益計画を立てる際は、この構造を踏まえてシミュレーションすることが重要です。
参考として、チケット単価と枚数を変えた場合の手取り金額の目安を以下にまとめます(振込手数料210円を含む)。
| チケット単価 | 販売枚数 | 売上合計 | 手数料合計 | 手取り金額 |
|---|---|---|---|---|
| 500円 | 20枚 | 10,000円 | 490円+1,980円+210円=2,680円 | 7,320円 |
| 1,000円 | 20枚 | 20,000円 | 980円+1,980円+210円=3,170円 | 16,830円 |
| 3,000円 | 10枚 | 30,000円 | 1,470円+990円+210円=2,670円 | 27,330円 |
| 5,000円 | 10枚 | 50,000円 | 2,450円+990円+210円=3,650円 | 46,350円 |
| 10,000円 | 10枚 | 100,000円 | 4,900円+990円+210円=6,100円 | 93,900円 |
単価が高いほど手数料の実質負担率(手数料÷売上)は下がる傾向にあります。高単価のセミナーや有料ウェビナーであれば、Peatixの手数料負担は比較的軽くなります。
Peatix Liveは、Peatixのプラットフォーム上でライブ配信を行える機能です。Zoom等の外部ツールを使わずにPeatix上でオンラインイベントを完結させたい場合に活用されます。ただし、この機能を利用すると基本の決済処理手数料(4.9%+99円/枚)に加えて、Peatix Live配信利用料が別途かかります。配信利用料には2つのプランがあり、音楽著作権処理が必要かどうかによって料率が異なります。
| プラン | 配信利用料 | 主な用途 |
|---|---|---|
| プラン1(通常) | 売上の1.1%+51円/枚 | セミナー・講演・ウェビナーなど音楽使用なし |
| プラン2(音楽著作権処理あり) | 売上の4.1%+51円/枚 | 音楽演奏・ライブ・BGM使用あり |
音楽著作権処理が不要な通常のセミナーやウェビナーでPeatix Liveを使う場合、追加で「売上の1.1%+51円/枚」の配信利用料がかかります。2,000円のチケットが10枚売れたケースで計算します。
販売金額:2,000円 × 10枚 = 20,000円
決済処理費用:20,000円 × 4.9% = 980円、10枚 × 99円 = 990円 合計1,970円
Peatix Live配信利用料(プラン1):20,000円 × 1.1% = 220円、10枚 × 51円 = 510円 合計730円
振込手数料:210円
実際の振込金額:20,000円 - 1,970円 - 730円 - 210円 = 17,090円
音楽の著作権処理が必要なライブイベントや、BGM・演奏を含む配信の場合は、Peatix Live配信利用料がプラン1より3%高い「売上の4.1%+51円/枚」となります。同じ条件で計算すると以下のようになります。
販売金額:2,000円 × 10枚 = 20,000円
決済処理費用:20,000円 × 4.9% = 980円、10枚 × 99円 = 990円 合計1,970円
Peatix Live配信利用料(プラン2):20,000円 × 4.1% = 820円、10枚 × 51円 = 510円 合計1,330円
振込手数料:210円
実際の振込金額:20,000円 - 1,970円 - 1,330円 - 210円 = 16,490円
プラン1とプラン2を比較すると、同条件でも手取り金額に600円の差が生まれます。音楽を使用しないビジネスセミナーやウェビナーであれば、プラン1を選択するほうが有利です。イベント内容に合わせて適切なプランを選びましょう。
Peatixでは「割引コード」機能を使って参加者に特定の値引きを提供できます。例えば、早割・グループ割・紹介コードなどを設定することで集客力を高められます。割引コードを利用した場合の手数料は、「割引後のチケット金額の4.9%+1枚あたり99円」で計算されます。ただし、割引後の金額が0円(無料)になる場合、その枚数分の固定手数料(99円/枚)は発生しません。
割引前の販売金額:2,000円 × 10枚 = 20,000円
割引額:2,000円 × 10% × 5枚 = 1,000円
割引後の販売金額:20,000円 - 1,000円 = 19,000円
決済処理費用:19,000円 × 4.9% = 931円、10枚 × 99円 = 990円 合計1,921円
振込手数料:210円
実際の振込金額:19,000円 - 931円 - 990円 - 210円 = 16,869円
割引コードを多用すると手取り金額が減少します。割引率や割引対象枚数を設定する際は、あらかじめ収益シミュレーションを行い、利益が確保できるかを確認しましょう。
Peatixの手数料に関する消費税の取り扱いは、多くの主催者が疑問に感じるポイントです。Peatixの公式ヘルプによれば、以下のように説明されています。
①チケット販売代金の振込は、PeatixがチケットパーにかわりPremiering参加者からお預かりしたチケット代金を主催者へ引き渡すものであるため、Peatixと主催者の間に消費税は発生しません。
②チケット販売代金から差し引く手数料(決済処理費用・振込手数料)は、決済サービスの提供元が米国のPeatix Inc.であるため不課税取引となります。そのため、Peatixと主催者の間に消費税は発生しません。
出典:Peatix公式ヘルプ「ピーティックスの利用料金・手数料について」
つまり、Peatixに支払う手数料には消費税が上乗せされません。手数料として提示されている金額がそのまま差し引かれる金額になります。主催者側の経理処理では「不課税取引」として扱う点に注意しましょう。確定申告や経費計上を行う際は、自社の経理担当や税理士に相談することをおすすめします。
Peatixからの売上振込は、イベント終了後に申請を行い、審査通過後に振込が実行されます。振込の主なポイントは以下の通りです。
Peatixはイベント主催者にとって多くのメリットを持つプラットフォームです。費用面だけでなく、機能面・運用面での利点も確認しておきましょう。
| メリット | 詳細 |
|---|---|
| 初期費用・月額費用ゼロ | 費用リスクなく始められる成功報酬型の課金体系 |
| チケット販売〜参加者管理を一元化 | 申込受付・入金確認・参加者リスト管理まで対応 |
| SNSとの連携が充実 | TwitterやFacebookへのシェアで自然な拡散が見込める |
| スマートフォン対応 | 参加者もスマホから簡単に申込・チェックイン可能 |
| QRコードチェックイン | 会場受付のデジタル化・効率化ができる |
| ライブ配信機能(Peatix Live) | 外部ツール不要でオンラインイベントを完結できる |
一方で、Peatixにはいくつかのデメリットや注意点もあります。特に集客面での課題は、多くの主催者が感じているポイントです。
Peatixを賢く活用するためには、手数料構造を理解した上で運用を工夫することが大切です。以下のポイントを参考にしてください。
①音楽を使わない場合はPeatix Liveプラン2を避ける:音楽著作権処理が不要なセミナーやウェビナーでは、プラン1(1.1%+51円/枚)を選択することで配信利用料を抑えられます。
②外部配信ツール(Zoom・Teamsなど)を活用する:Peatix LiveはあくまでPeatix内の配信機能です。Zoomなどを使えばPeatix Live利用料はかからず、基本の決済手数料のみで済みます。
③割引コードは戦略的に使う:割引後金額に対して手数料が計算されるため、過度な割引は利益を大きく圧迫します。割引設定前に手取りシミュレーションを必ず行いましょう。
④チケット単価を適切に設定する:低単価チケットを多数販売するより、ある程度の単価を設定したほうが手数料負担率(手数料÷売上)を下げられます。
Peatixはチケット販売・参加者管理のプラットフォームとして非常に優秀ですが、「集客そのもの」を自動的にやってくれるわけではありません。イベントページを公開しても、適切な集客施策を打たなければ参加者は集まりません。特にBtoB向けのウェビナー、業界特化型のセミナー、高単価の有料イベントでは、Peatixの既存ユーザーベースだけでは集客に限界があります。
そこで多くの企業担当者が活用しているのが、ウェビナー・セミナーの集客代行サービスです。中でもまるなげセミナーは、完全成果報酬型(参加者1名あたり5,000円〜)で、初期費用・固定費ゼロで集客を開始できるサービスとして、累計3,000回以上・60,000名超の支援実績を持っています。
・完全成果報酬型:参加者が集まらなければ費用は発生しない
・初期費用ゼロ:契約時の固定コストなし
・参加者1名5,000円〜:費用対効果が明確
・最短2週間で集客開始:急いでいる場合にも対応
・累計3,000回以上・60,000名超の実績:BtoB・高額セミナーにも対応
Peatixのチケット販売・参加者管理機能と、まるなげセミナーのような集客代行サービスを組み合わせることで、それぞれの弱点を補完できます。
| 役割 | Peatix | まるなげセミナー |
|---|---|---|
| 集客・参加者獲得 | △(プラットフォーム内のみ) | ◎(専門DBで積極的に集客) |
| チケット販売・決済 | ◎ | - |
| 参加者管理・チェックイン | ◎ | - |
| BtoBターゲティング | △ | ◎(60,000名超のBtoB DBあり) |
| コスト構造 | 成果報酬型(売れた時のみ手数料) | 完全成果報酬型(集客できた時のみ費用) |
まるなげセミナーを活用した実際の事例として、以下のようなケースがあります。BtoB向けの高額ウェビナーでPeatixだけでは集客が難しかった企業が、まるなげセミナーを活用することで参加者を大幅に増やし、高い費用対効果を実現しています。
事例①:売上が開催費用の41倍超え——高額商品の販売セミナーにまるなげセミナーを活用。集客から運営までをアウトソースすることで、担当者の工数を最小化しつつ、売上最大化に成功。
事例②:今まで届かなかった層へのアプローチ——自社では接点を持てなかった業界の意思決定者にリーチ。Peatixのプラットフォームだけでは出会えなかった参加者層を開拓した。
A. はい、初期登録費用・月額使用料はかかりません。無料のイベントを開催する場合も、基本的に手数料は発生しません。費用が発生するのは有料チケットが売れた場合のみで、「売上の4.9%+売れたチケット1枚につき99円」の決済処理手数料と、振込時に210円の振込手数料がかかります。
A. かかりません。Peatixの決済処理手数料・振込手数料は、提供元が米国のPeatix Inc.であるため不課税取引となります。Peatixと主催者の間に消費税は発生しないため、手数料として明示された金額がそのまま差し引かれます。ただし主催者側の経理処理では「不課税取引」として扱う必要があるため、経理担当や税理士にご確認ください。
A. Peatix Liveを利用すると、基本の決済処理手数料(売上の4.9%+99円/枚)に加えて、配信利用料が別途発生します。音楽著作権処理が不要な通常のセミナー・ウェビナーであれば「売上の1.1%+51円/枚」(プラン1)、音楽を使用するイベントの場合は「売上の4.1%+51円/枚」(プラン2)がかかります。外部ツール(Zoom等)を使う場合は、この追加配信手数料はかかりません。
A. 割引コード使用時の手数料は「割引後のチケット金額の4.9%+1枚あたり99円」で計算されます。例えば2,000円のチケットに10%割引を適用した場合、1,800円が手数料計算の基準額になります。なお、割引後の金額が0円(完全無料)になる場合は、その枚数分の固定手数料(99円/枚)は発生しません。割引設定前に必ず収益シミュレーションを行い、利益が確保できるか確認しましょう。
A. Peatixの売上振込はイベント終了後に主催者が申請を行い、審査通過後に振込が実行されます。振込の際には210円の振込手数料が主催者負担でかかります。振込先口座の登録が正確でない場合は遅延することもあるため、事前に口座情報を正確に登録しておくことが重要です。
A. Peatixはどちらかというと一般消費者(BtoC)向けのプラットフォームのため、特定業種・職種のビジネスパーソンをターゲットにしたBtoBウェビナーの集客には限界があります。BtoB向けの集客を強化したい場合は、まるなげセミナーのような専門の集客代行サービスとの組み合わせを検討することをおすすめします。まるなげセミナーでは60,000名超のビジネスパーソンDBを活用した集客が可能です。
A. 代表的なチケット販売サービスと比較した場合、Peatixの手数料(4.9%+99円/枚)は比較的リーズナブルな水準です。connpassは無料(機能制限あり)、Doorkeeper・ストアーズ予約などは別途の手数料体系を持ちます。それぞれ得意とするイベントの種類や集客力が異なるため、自社のイベント目的・規模に合わせて選択することが重要です。